OVERVIEW
高品質アプリケーションの提供を支援する包括的なテスト環境を提供
Sencha Testは、Ext JSおよびExtReact、React、Angularアプリケーションの包括的なテストを実行するためのエンドツーエンドのテストソリューションです。Sencha Testを用いれば、アプリケーション品質の向上、市場投入までの時間短縮、テスト時間とコスト削減が可能となります。エンドツーエンドのテストを迅速に作成し、複数のブラウザで同時にテストを実行。品質確保に重要なクロスブラウザテストを効率化します。Sencha Testはテストの自動化により、テスト工数の削減と配信スケジュールの遵守を実現。複数のテストツールを組み合わせるような煩雑さもありません。
Sencha Testは強力なJasmineフレームワークを活用しており、JavaScriptによるテストの記述が可能です。WebDriverの統合により、実際のユーザーの動作を模倣して、リモートブラウザ環境で実行するエンドツーエンドのテストを作成できます。スパイ、スタブ、モックなどの多くのアサーションやマッチャーを、高品質アプリケーションを提供するためのテスト作成に利用できます。
Sencha Testを用いれば、以下のようなテスト効率化を実現できます。
- エンドツーエンドのテストにより、Ext JS、ExtReact、React、Angularの各アプリケーション品質を向上
- Ext JSアプリケーションのユニットテストおよび機能テストを活用し、チームの生産性向上、リリースサイクルのスピードアップを実現
- Sencha TestとExt JS / ExtReactの緊密な統合により、堅牢なテストを作成可能
Sencha Testのすべてのコンポーネントは、Ext JSアプリケーションの完全かつ包括的なテストを実現するためのテスト環境を提供するために、シームレスに連携します。また、ExtReact、React、Angularアプリケーション向けのエンドツーエンドテストもサポートしています。
Sencha Test Studio
Sencha Test Studioは、組み込みのSencha Testエディタを用いてJasmineテストを記述できるGUI環境です。JavaScriptによってテストを記述し、ソース管理システムに格納。Sencha Test Studioでは、Sencha Testで直接テストを作成したり、別のIDEで作成したコードを使用して、すぐにテストを実行できます。反復的なユニットテストプロセスを導入すれば、開発プロセス中でユニットテストを絶えず実施し、より堅牢なコードの作成に役立てることができます。
Test Runner
Test Runnerを使用すれば、選択したユニットテストと機能テストを、ローカルマシン、接続されたモバイルデバイス、ブラウザファーム上の任意のブラウザ、あるいはすべてのブラウザに対して、実行させることができます。Local Test Runnerは、テストの作成とデバッグに使用できます。Sencha Test CLI(Command Line Interface)は、外部ブラウザファームまたはSeleniumグリッドを使用して、継続的インテグレーション(CI)システムで同じテストを実行します。これにより、夜間ないしは最適な時間帯に、最小限の時間、最小限の構成で自動テストをスケジュールできます。
Sencha Test CLI(Command Line Interface )
Sencha Test CLIを用いれば、テストの自動化を完全に実現できます。テストを作成し、ソース管理リポジトリにチェックインされたら、継続的インテグレーション(CI)システムからテストを起動。 CIシステムは、アプリケーションコードやソース管理リポジトリ内のテストファイルに対する変更を検出すると、自動的にCLIを呼び出します。
Test Archiver
Test Archiverを用いれば、プロジェクトの過去のテスト動向を追跡し、実行結果の比較が可能になります。自動ビジュアル解析機能により、画面が正しくレンダリングされなかったり、視覚的な瑕疵が存在するテスト結果を識別できます。Test Archiverは、Sencha Test Studioの全機能を活用して、テスト結果を簡単に理解し、障害の迅速な特定を可能にします。
主要機能一覧
機能 |
説明 |
メリット |
Inspector | コンポーネントやExt JSアプリケーションの要素を監視し、APIテストコードやPage Objectを生成 | アプリケーションをナビゲートすることで、すばやくテストコードを作成可能 |
ALM | ディフェクトマネージメントを可能にするサードパーティーツールとの統合をサポート | JIRAでレビューしたあとに直接バグを記録。 手作業によるJIRAへのバグ情報入力の手間を軽減 |
外部ライブラリ | 外部のJavaScriptファイルやテストコード内のNodeモジュールのロードをサポート | データベース、Webサービスなど、アプリケーションのテストスコープを拡張可能 |
Sencha Test API | Webアプリケーション中のExt JSコンポーネントや非Ext JS要素 をターゲットとしたテストの作成を可能にするAPIセット | APIは、Ext JSに対応しており、タスクやアクションが実行されるまで、コンポーネントのレンダリングは待機される |
Event Recorder | アプリケーション中のイベント処理のテストコードを生成 | テスト作成プロセスを容易にし、マニュアルコーディングよりも効率よくテストを作成可能に |
Test Runner | 組み込みのTest Runnerを用いれば、ユーザーはローカルまたはリモートのブラウザでテストを実行可能 | 複数のブラウザ(ローカルおよびリモート)でのテスト実行を効率化 |
Archive Server | NodeベースのサーバーにCIの実行からテスト結果を保管可能 | テスト結果を保管し、過去の実行履歴から結果を分析 |
STC(Sencha Test Command Line Utility) | テストの準備ができたら、Sencha Studioを開くことなく、コマンドラインからローカルおよびリモートマシン上の複数のブラウザでのテストを実行可能。CLI構文を用いれば、無人のテスト実行を行うCIシステムのバッチコマンドに追加することも可能 | コマンドラインユーティリティをCIツールから呼び出すことで、継続的なテストと配置を実現可能に |
ブラウザファームの統合 | Selenium ファームやSauce LabsなどのリモートブラウザベンダーによるブラウザファームをSencha Studioから直接追加し、Test Runnerから使用 | 一回の設定で、リモートマシン上の複数のブラウザでの同時テストを実行可能 |
ビジュアルテスト | Sencha Test APIによるスクリーン比較テストの実施 | Sencha Test APIを使って複数のWebページのベースラインイメージを作成し、その後のテスト結果と比較可能 |
Page Objects | Webページ中のすべてのlocator情報を集中管理 | 集中化されたPage Objectにより、テストコードをクリーンに保ち、メンテナンスを容易に |
RESOURCES
サポート・サブスクリプション
最新バージョン: Sencha Test 2.3
対応ブラウザ
- Internet Explorer 8+
- Microsoft Edge
- Chrome
- Firefox
- Safari 6+
- Opera 15+
- IE 10+ on Windows Phone 8+
- Chrome/Stock Browser on Android 4+
- Safari on iOS6+
対応テストフレームワーク
- Jasmine 2.4.1
- Istanbul 0.4.1
- WebdriverIO
対応Senchaアプリケーション
- Sencha Ext JS 4.2+
- Sencha ExtReact
- Sencha ExtAngular