Sencha Architect 4.3.6リリース

Senchaチームは、Sencha Architect バージョン4.3.6の提供開始を発表します。この新バージョンでは、4.3.5リリースをベースとして、Ext JS 7.8での品質強化を受け、Classicツールキット向けの新機能Froalaサポートが追加されたほか、シームレスなインストール、容易なアップグレードプロセス、さらなる品質向上が図られています。
Architect 4.3.6のハイライト
Sencha Architectの強化ポイント:

Sencha Architectは、デスクトップおよびモバイルデバイス向けのクロスプラットフォーム HTML5アプリケーションを開発するための、究極のビジュアルアプリケーションビルダーです。このリリースには、以下が含まれます。
- すべてのプラットフォームでシームレスなインストールをサポートするように強化。詳細は、ステップバイステップ インストールガイドを参照
- 7.8以降のClassicツールキットにおけるFroalaコンポーネントサポート
- アプリケーションとコンポーネントのスタイルを素早く設定できるテーマタブをサポート
- アプリケーションアップグレード機能を強化。ユーザーがアプリケーションを最新のExt JSバージョンにシームレスに更新可能に
- Sencha Architectが、最新のLTS Java 17/21、Node 20バージョンで構築されたExt JS アプリをサポート
- Windows、macOS、Linuxのすべての主要プラットフォームをサポート

詳細は、 Sencha Architectのリリースノートを参照してください。
Froalaエディターサポートを従来のModernからClassicにも拡張
Froalaは、JavaScriptで記述され、アプリケーションのリッチテキスト編集機能を可能にする軽量のWYSIWYG HTMLエディターです。今回、Froalaがサポートするすべての主要なWebブラウザで、Classicツールキットによってこの機能を利用できるようになりました。
最もスマートで機能豊富な編集機能を使用して、アプリケーションコードを編集できます。

Ext.define(SenchaApp.view.froalaeditor.Editor', {
extend: 'Ext.form.Panel',
requires: ['Ext.froala.EditorField'],
xtype: 'froala-editor',
title: 'Ext.froala.EditorField inside a form panel',
layout: 'fit',
scrollable: 'y',
frame: true,
width: '100%',
bodyPadding: 10,
bbar: ['->', {
text: 'GETVALUES()',
formBind: true,
handler: function(button) {
var form = button.up('form');
Ext.Msg.alert('getValues()', Ext.JSON.encode(form.getValues()));
}
}],
items: [{
xtype: 'froalaeditorfield',
allowBlank: false,
minHeight: 400,
// The "editor" config is for native Froala configuration
editor: {
autofocus: true,
fontSize: ['10', '12', '16', '24'],
quickInsertEnabled: false
},
name: 'html',
margin: 20,
value: 'Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat. Duis aute irure dolor in reprehenderit in voluptate velit esse cillum dolore eu fugiat nulla pariatur. Excepteur sint occaecat cupidatat non proident, sunt in culpa qui officia deserunt mollit anim id est laborum.'
}
]
});
- Sencha Enterpriseのユーザーには、Froalaコンポーネントを使用するためのFroala Enterprise 12ヶ月間無料ライセンスが提供されます。Froalaアクティベーションキーの詳細については、こちらのドキュメントを参照ください。
バージョンサポート
Sencha Architectは Ext JS 7.8のサポートを提供しています。サポートポータルにアクセスして最新バージョンをダウンロードしてください。
Sencha Architectのドキュメントをご確認ください
Senchaチームは、すべての分野において開発者コミュニティの皆さんによりよいサービスを提供するべく取り組んでいます。Ext JS 7.xをサポートする最新のSencha Architectを、ぜひお試しください。
アップデートについては、X(旧Twitter) や Youtube チャンネル (日本語はこちら:X(旧Twitter)、Youtubeチャンネル)をご覧ください。ぜひ、新バージョンでよりよいアプリの開発に取り組んでください。
Sencha Discord サーバーに参加する
Senchaコミュニティへの参加を検討している方は、数多くのExt JS エキスパートによるアドバイスやナレッジの共有が可能なSencha Discord Serverにご参加ください。参加は無料。ぜひ、コミュニティメンバーに加わってください。
- Sencha MVPが参加
- Senchaの開発者が数多く参加
- Sencha製品に関する理解、啓蒙を促進
- コミュニティへの参加、貢献が可能
- その他数多くのメリットが…

Ext JSのバージョン 3.x、4.x、5.x、6.xから最新の7.8にアップグレードするのは、大がかりな作業です。レガシーコードをレビューし、非推奨関数の対応、複数のバージョンにわたる互換性の問題への対応などが要求されるため、開発チームは相応の時間と労力を必要とします。

近年、さまざまな業界でグリッドの使用が著しい増加傾向にあります。これは、より大きなデータセットの処理と分析の必要性が増していることに起因します。金融、ヘルスケア、物流などの分野では、データを正確に操作する必要性が高まっています。これらの業界では、意思決定にスピードと正確性が求めらます。そうしたプロセスを強化するために JavaScriptグリッドが必要とされているのです。

Senchaチームは、GWT (旧 Google Web Toolkit) コンパイラを使用してWebアプリケーション開発を行う包括的なSencha Javaフレームワーク「GXT」のバージョン4.2をリリースしました。GXTを用いれば、Javaコードをコンパイルすることで、高度に最適化されたクロスプラットフォームHTML5アプリケーションを構築できます。