Ext JS 7.4リリースのお知らせ
このたび、Senchaチームは、Sencha Ext JS 7.4のリリースを発表しました。このバージョンは、クラス最高のJavaScriptフレームワークである、Sencha Ext JSの最新のマイルストーンアップデートとなります。
このリリースには、4つの新しいリッチグリッドをはじめ、皆様から多く要望を寄せられた新機能やアップデートが含まれています。また、ClassicとModernツールキットの双方について、お客様から報告された15のチケットへの対応も含まれます。
Ext JS 7.4の新機能
多段グループ化
マルチグループグリッド機能を使用すれば、グリッドパネルに複数のグルーパーによってグループ化されたストアデータを表示できます。以下は、その表示例です。
Classicツールキット機能
Modernツールキットプラグイン
グループ化パネル
このプラグインを使用すれば、ユーザーはグリッド列をグリッドパネル上のグループ化パネルセクションにドラッグ&ドロップ可能になります。
ユーザーは、グループ化パネル上で、ディメンションを好きな順序に変更できます。
Classicツールキットプラグイン
グループの要約と合計
列ごとの合計、最小、最大カウントなどの集計関数をすばやく定義することができます。
Classicツールキットにおけるグループ集計機能
Modernツールキットにおけるグループ集計機能
フィルターバー
このClassicおよびModernツールキット用プラグインは、グリッドヘッダーの下にドッキングバーを追加し、グリッド列の構成に応じて適切なフィルターフィールドを追加します。
Classicツールキットのフィルターバー
Modernツールキットのフィルターバー
新しいKitchenSinkサンプル
Ext JS 7.4では、KitchenSinkに新しいグリッドサンプルが追加され、新しい4つのグリッド機能の構成方法と使い方を知ることができます。
バグの修正
このリリースでは、15のバグ修正が実施されており、Ext JSユーザーが待ち望んでいた一連の機能改善が提供されています。
詳細は、Ext JS 7.4のリリースノートをご覧ください。
ExtGenとSenchaCmd
ExtGen 7.4およびSencha Cmdは、Ext JS7.4をサポートするべくアップデートされました。
Open Tooling(@sencha/[email protected])を使用すると、npmスクリプト経由で環境オプションを渡すことで、Sencha Cmdの多くのビルド機能のロックを解除できます。これらのオプションは、SenchaのカスタムWebpackプラグインを介して、Sencha Cmdに送信されます。
これにより、webpackプラグイン経由で環境変数を渡し(–env.cmdopts=–uses)、スクリプトからダイナミックパッケージローダーを有効にすることも可能です。 これは、Sencha Cmd CLIで使用されるのと同じフラグです。Senchaのカスタムwebpackプラグインは、変数cmdoptsをnpmスクリプトに公開します。webpackプラグイン内でこの変数は、Sencha Cmdのビルドオプション配列にパースされます。テスト用のビルドは、Cmd Optsによっても利用できます。
詳細は、ドキュメント「Building npm based Applications」をご覧ください。
今後の計画
エンジニアリングチームは、四半期ごとに定期的なリリースを実施するべく、順調に開発を進めており、新機能、品質改善、パフォーマンス、使いやすさの向上や改善の実施に取り組んでいます。 ぜひ、こちらからご意見をお寄せください。
* 紹介した機能は、GA版がリリースされるまでその提供をお約束するものではありません。
Ext JS 7.4をお試しください
Senchaチームは、GWT (旧 Google Web Toolkit) コンパイラを使用してWebアプリケーション開発を行う包括的なSencha Javaフレームワーク「GXT」のバージョン4.2をリリースしました。GXTを用いれば、Javaコードをコンパイルすることで、高度に最適化されたクロスプラットフォームHTML5アプリケーションを構築できます。
Ext JS開発を効率化し、生産性を加速する革新的なローコードエディター「Rapid Ext JS」の正式リリース「バージョン 1.0」の提供を開始しました。Sencha Ext JSを利用している開発者は、開発プロセスを効率化し、スムーズかつスピーディにWeb開発を推進できます。この記事では、Rapid Ext JSがExt JS開発プロジェクトの効率化にどのように貢献するのか、その主要な機能とともに紹介します。
Senchaチームは、Sencha Architect バージョン4.3.6の提供開始を発表します。この新バージョンでは、4.3.5リリースをベースとして、Ext JS 7.8での品質強化を受け、Classicツールキット向けの新機能Froalaサポートが追加されたほか、シームレスなインストール、容易なアップグレードプロセス、さらなる品質向上が図られています。