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Ext JS Data Gridをすばやくカスタマイズする方法(part 3/6)– 編集機能の追加や行の折りたたみ表示

2020-04-12 272 Views
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全6回構成の「Ext JSグリッドのカスタマイズ」ブログシリーズの3回目の記事では、Row Editingを使用してデータグリッドをカスタマイズすることにフォーカスします。 シリーズの第1回と第2回は次のリンクよりお読みいただけます。

第1回:GridとColumnのプロパティをカスタマイズする
第2回:グループ化されたグリッド

ここで用いるグリッドのサンプルではNBA 2020プレーヤーのレーティング情報をサンプルデータとして使用します。

Cell Editing/Row Editing

1. Gridのコンフィグでcelleditingのプラグインをアクティブにする

    plugins: {
        cellediting: {
            clicksToEdit: 1
        }
    }

2. カラムのコンフィグでエディタを定義する(エディタは、テキストフィールド、日付フィールド、または数値フィールドを指定可能)

    {
        dataIndex: 'position',
        text: 'Position',
        flex: 1,
        editor: {
            xtype: 'combo',
            typeAhead: true,
            triggerAction: 'all',
            selectOnFocus: false,
            store: [
                'SG', 'PG','SF', 'C','PF'
            ]
        }
    }

このコードをFiddle Toolで確認して実行する

RowExpander

グリッド行の下にはネストされた行を簡単な手順で追加できます。ネストされた行は折りたたむことができます。

Gridのコンフィグで rowexpander プラグインを使用し、折りたたみ行で表示する情報のテンプレートを設定します

    plugins: {
    	rowexpander: {
            rowBodyTpl: new Ext.XTemplate(
                '<p><b>Team:</b> {team}</p>',
                '<p><b>Overall rating:</b> {rating:this.formatRating}</p>',
                {
                    formatRating: function(v) {
                        var color = v >= 85 ? 'red' : 'blue';
                        return '<span style="color: ' + color + '">' + v + '</span>';
                    }
                })
    	}
    }

このコードをFiddle Toolで確認して実行する

RowWidgets [classic]

折りたたみ表示の行には、widget を追加して別のパネルやグリッドを表示できます。

rowwidgetプラグインをgridのコンフィグに記述し、表示したいコンポーネント(ここではPanel)のコンフィグを記述します。

    plugins: {
        rowwidget: {
            widget: {
                xtype: 'panel',
                title: 'Panel in rowwidget',
                bind: {
                    html : '{record.bio}'
                }
            }
        }
    }

このコードをFiddle Toolで確認して実行する

次回の記事では、カラムに表示するデータの表示形式を柔軟にカスタマイズする方法を解説します。

第4回:データ表示形式を柔軟にカスタマイズするを読む

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