Ext JS 7.4 に搭載を予定しているデータグリッドの斬新な新機能
| この記事は Wemerson Januario による A Peek at the Many New and Exciting Data Grid Features in Ext JS 7.4 の抄訳です。 |
Sencha チームは、現在総力をあげて Ext JS 7.4 のリリースバージョンを完成させ、お客様の手元にお届けできるよう取り組んでいます。このリリースバージョンはまもなく提供できるようになる予定ですが、この機会に本バージョンで提供する予定の新機能をいくつか紹介したいと思います。今回は、多くの新機能が予定されていますが、どれも期待に応えるものになっています。
* 紹介する製品機能は、リリースまでその提供をお約束するものではありません。
では、さっそく新機能の紹介を始めましょう。
Ext JS 7.4 は、データグリッドの新機能を搭載し、Classic と Modern 両ツールキットの改良と強化を堅実に推し進めています。
多段グループ化
高度な複数グループ化機能により、データを多段階にグループ化できます。グループに一つ以上のフィールドを簡単に追加してグループ化設定を変更でき、グリッドパネルがグループ化設定に基づいてデータを表示します。以下は、ユーザーがグループ化設定をリアルタイムで変更することができるヘッダーメニューの例です。
Ext JS Classic ツールキットでの多段グループ化
Ext JS Modern ツールキットでの多段グループ化
グループ化パネル
グループ化パネルでは、ユーザーがグループ化パネル領域に任意のカラムをドラッグ＆ドロップすることができます。この機能により、並び替え、削除、移動、グループ化したフィールドの順序変更といった操作を素早く実行できるようになります。
Ext JS Classic ツールキットでのグループ化パネル
Ext JS Modern ツールキットでのグループ化パネル
グリッドグループと合計の要約
グリッドの新しい要約機能では、合計、最小値、最大値、平均値、個数などの集計機能を、列ごとに定義することができます。また、ユーザーがグループ要約の位置を移動して見やすくすることもできます。
この機能は、Classic と Modern 両方のツールキットで利用できます。
フィルターバー
グリッドのヘッダー下に新しいドッキングバーを追加し、フィルター（絞り込み）されたフィールドと各カラムの設定を簡単に表示できるようにします。この機能は、両方のツールキットで提供する予定です。
KitchenSink の新しいサンプル
Ext JS 7.4 の新しいグリッド機能を設定・使用する方法をご覧いただける、グリッドの新しいサンプルを追加します。ご期待ください。
その他の機能強化
Ext JS 7.4 では、他にも多くの機能強化や改良が施され、ユーザーの皆さんから寄せられた期待に応えます。
これらの強化された機能をはやく試してみたいと期待を寄せている方も多いと思います。待望のグリッド機能をお届けできるように、チーム一丸となって取り組んでいます。今しばらくお待ちください。
あらためて、ここで紹介した製品機能は、リリースまでその提供をお約束するものではありませんのでご注意ください。
ぜひ、 Ext JS 7.4 の最新情報にご注目ください。
新しいデータグリッドのサンプル
正式リリースまでしばらくの間、刷新されたグリッドのインタラクティブデモをご確認ください。これらの新機能が、お客様のアプリケーションをどのように強化できるかを検討する材料としてください。
Classic ツールキット版グリッドのデモ Modern ツールキット版グリッドのデモ
Interactive Grid Performance Analyzer は、グリッドの性能を各種ベンチマーク指標で評価できるオンラインアプリケーションです。高性能な Ext JS グリッドの動作や性能をぜひ実際にベンチマークを実施してご体感ください。
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Ext JS 7.4 の導入を検討している方は…
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Ext JSのバージョン 3.x、4.x、5.x、6.xから最新の7.8にアップグレードするのは、大がかりな作業です。レガシーコードをレビューし、非推奨関数の対応、複数のバージョンにわたる互換性の問題への対応などが要求されるため、開発チームは相応の時間と労力を必要とします。
近年、さまざまな業界でグリッドの使用が著しい増加傾向にあります。これは、より大きなデータセットの処理と分析の必要性が増していることに起因します。金融、ヘルスケア、物流などの分野では、データを正確に操作する必要性が高まっています。これらの業界では、意思決定にスピードと正確性が求めらます。そうしたプロセスを強化するために JavaScriptグリッドが必要とされているのです。
Senchaチームは、GWT (旧 Google Web Toolkit) コンパイラを使用してWebアプリケーション開発を行う包括的なSencha Javaフレームワーク「GXT」のバージョン4.2をリリースしました。GXTを用いれば、Javaコードをコンパイルすることで、高度に最適化されたクロスプラットフォームHTML5アプリケーションを構築できます。
