企業向けWebシステム構築における課題
企業向けのWebシステムは、従来型のC/Sベースのシステムでカバーしてきた領域を、Webアプリケーションのメリットによって利便性を高めたいという期待をもとに構築されることも多く、従来からの企業システムで一般的な以下のような機能を要求されます。
- グリッドを含む高度かつ操作性の高いユーザーインターフェイス
- Webアプリケーション固有のページ遷移などに起因するレスポンス問題の解決
- 多様なエンタープライズデータへのハイパフォーマンスアクセス
- 多様なブラウザ、PC、スマートフォン、タブレットでの最適な表示実現
こうした諸問題を解決するために、Webアプリケーション構築では、さまざまなフレームワークを組み合わせて開発を行うのが一般的です。しかし、数多くのフレームワークの組み合わせは、複雑性の増大とメンテンナンス性の低下という大きな問題を生み出します。そのような中、多くの企業に選択されているのがSenchaです。
Sencha Ext JSという選択肢
Fortune 100の60%を含む、1万社以上のエンタープライズ分野のお客様が、Senchaを利用してビジネス向けWebアプリケーションを構築しています。その主力製品「Ext JS(イーエックスティー・ジェイエス)」は、JavaScriptによるWebアプリケーション構築をサポートする包括的なフレームワークです。Sencha Ext JSを用いれば、企業向けWebシステム構築におけるさまざまな課題に対応し、効率よくモダンで高機能なWebアプリケーションを開発できます。
コンポーネントによるビジュアル開発
Ext JSには、100を超える機能豊富なコンポーネントが用意されています。これらのコンポーネントを利用することで、極めてわずかなコード量で、ビジネスアプリケーションに必要な、高度なWebユーザーインターフェイスを効率的に構築できます。しかも、Sencha Architectと呼ばれるビジュアルツールを用いれば、コンポーネントのドラッグ&ドロップでUIを設計可能。劇的な生産性向上が可能です。
効率的なデータハンドリング
ビジネスアプリケーションでは、データアクセスは必須。さまざまなデータソースの大容量データをハイパフォーマンスで扱えなければなりません。Ext JSには、特定のプロトコルに依存しないオープンなデータパッケージ機能が用意されています。RESTやSOAPといったオープンなプロトコルでバックエンドシステムに接続し、データを取得。キャッシュや非同期の読み込み機能を用いることで、大量のデータロードを遅延なく実行します。多くのWebアプリケーションで見られるようなページング機能を用いなくても、スクロール操作に追従した遅延ロードによる快適な操作性を実現します。
多様なプラットフォームに対応
今日のWebアプリケーションは、主要なWebブラウザに対応するだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、多様なデバイス/プラットフォームへの対応が求められます。Ext JSには、柔軟なレイアウトマネージャーが搭載されており、複数のブラウザ、デバイス、画面サイズでのユーザーインターフェイスの適切な表示を実現します。また、レスポンシブ設定にも対応しており、デバイスの向き(縦または横)やブラウザのウィンドウサイズに連動して、最適なコンポーネント配置を実現できます。
アプリケーションライフサイクルを包括的にサポート
Ext JSはフルスタックのWebアプリケーション構築フレームワークです。企業向けWebアプリケーション構築で必要とされるすべてのキーコンポーネントを搭載し、かつ設計から開発、テストまでのWebアプリケーションライフサイクル全体を総合的に管理し、コスト削減と効率性の向上を実現します。